歩けるように・・・

かわうそくんです。

今回は当院で再生医療の「幹細胞療法」の治療をしてくれた子たちのお話。
ももちゃん、シータちゃんはどちらも同じくらいの時期に、急に後肢が立たず、へたりこむようになったため来院。椎間板ヘルニアの治療をしても、あまり症状は改善されず、再生医療の治療を開始することになりました。

ももちゃん↑後肢が動かなくても、前脚だけで素早い動き!いつも元気いっぱい。


シータちゃん↑後肢に力がずいぶん入るようになってきました!ちょっとカメラが苦手な恥ずかしがり屋さん。


幹細胞は、血管や心筋、筋肉や骨、軟骨に分化します。
皮下脂肪を取り出し、培養して増やした幹細胞を体内に戻し、ダメージを受けた細胞や組織の、修復や再生をさせることが、「幹細胞療法」です。

ももちゃんやシータちゃんのように、従来の治療を受けても、あまり良い結果が得られなかった時に、次のステップに行くかどうかは飼い主さん次第です。
少しでも良くなるならと、2匹の飼い主さんは再生医療の治療を選択されました。
2匹とも、これからリハビリをしたりと、治療は終わっていませんが、少しずつ良くなっています。


まだまだよく知られていない、再生医療。難しいと構えず、
こんな治療方法もあること、多くの方にぜひ知っていただきたいです!