老犬ホーム

ジャッキーです。 来週はもう4月というのに寒い・・・
北陸新幹線が開通して10日ほど・・・今のところ飛行機派の私ですが、いずれ乗車する時が来るでしょうか。


老いは誰にでも訪れるもの、そう犬にだって・・・獣医療の高度化やペットフードの質の向上などでペットの高齢化が進み、各地で介護施設が増えつつあるそうです。
1年半くらい前のある新聞か雑誌に板橋の老犬の施設が載っていました。その施設を訪ねた記事を最近目にしました。

飼い主が高齢で老人ホームに入るから、ペットの介護に疲れて鬱になりそうなど、様々な理由で犬が集まるそうです。「飼い主も犬もギリギリの弱り切った状態でここにたどり着く」と代表者の方が言っていたそうです。

一頭ごとにケージに分かれている、餌の柔らかさやお皿の高さ、オムツのあて方など介護の方法はそれぞれ異なり、犬とのコミュニケーションがとれるまでは1週間くらいかかるそうです。老いといっても症状はそれぞれで、犬の特性を見抜くことが大切とのこと。
また、老犬の容体は急変することも多く、老犬ホームは看取りの日々でもあり、慣れることはないが落ち込んでもいられないと・・・


犬を飼うことで、思いやりや命の大切さなど犬がもたらしてくれるものは大きいけれども、老いが始まったら今度は飼い主が引き受けなければならないし一人で抱え込むには命は重すぎるなど、老犬ホームのような施設は犬の事を一緒に心配してくれる人がいるという精神的な支えにもなるようです。

人間が追い込まれているのは側にいる犬達にも伝わるので、罪悪感があっても飼い主はいざとなったら人の手を借りていいと思うとのことでした。


先日、病院の講習会でも“老犬”というテーマがありました。若いうちからどこかで“死”ということも考えていくことが必要のようです。
飼い主も犬も老後を少しでも楽しめるように生活できたらと思います。