春!

こんにちは!スージーです。
急に暖かくなりましたね✿

いよいよ来週から4月!予防シーズンに突入です。

狂犬病予防注射にフィラリア予防、混合ワクチンもこの時期に重なる方も多いかと思います。あとノミ・マダニの予防も大切ですね。


沢山の予防をしていただくわけですが、色々ありすぎてよく分からない方もいらっしゃると思います。実際、私もこの仕事に就くまではこんなに沢山予防の種類があるとは知りませんでした(^_^;)


今日は中でも「フィラリア」とその「予防薬」について簡単に紹介しようと思います。

フィラリアは「蚊」から移る寄生虫です。感染している犬の血を吸血した蚊が、他の犬を吸血することで感染します。
感染してすぐに症状は出ませんが、時間をかけて「ミクロフィラリア」という子虫が犬の心臓にたどり着き、繁殖・増殖します。
一度感染すると治療には非常に時間がかかり、症状の程度によっては治らない、または亡くなることもある怖い病気です。


しかし、そんな恐ろしい病気でも、きちんと予防すればほぼ100%かかることはありません。

予防薬の投薬開始時期は、蚊が出始める頃から飲ませ始めます。富山県では5月の中旬頃くらいですね。


フィラリアの予防薬は、飲ませた「後」に効くのではなく、感染しているであろう「ミクロフィラリア」を「駆除」する薬なので、蚊が出始めた頃から、蚊がいなくなった後まで飲ませる必要があります。
「成虫」になったフィラリアがいる状態で予防薬を飲ませると、激しい副作用が起きることがあるので、予防薬を飲ませる前には、必ず血液検査で感染していないかを確認することが大切です。

フィラリア予防薬には、錠剤タイプ・粉タイプ・お肉タイプがあり、今年からはなんとゼリータイプの薬も出ました。

薬の苦手な子でも、その子に合った薬を選んでいただければと思います。

でも、どうしても飲めない!という子にはつけ薬タイプもありますので、ご相談ください。


残念なことに、富山県はまだまだフィラリアが多く、毎年当院だけでも感染している子が来院しています。

早期発見・早期治療が出来れば、治せることもあります。でもやはり、かからないのが一番なので、月一回の予防をしましょう。


春は病院も混雑が予想されます。健康診断ではこの時期は予約も行っておりますので、待ち時間短縮にご利用下さい。