かわうそくんです。
近頃、仔猫を拾われて家族に迎えられた方が、よく来院されます。
運良く、優しい方に拾われたネコちゃんは本当にラッキーです。
今回は説教くさい話をひとつ…。
『仔猫が道で鳴いてます。さて、あなたはどうしますか？』
きっと皆さんがかわいそう、何とかしてあげたいと思われると思います。
でも、ちょっと待って！
・あなたは動物が飼える環境ですか？
・家族に反対する方はいませんか？
・里親を見つけ、それまで世話できますか？
・万が一、里親が見つからなかったら、生涯世話することができますか？
実際に病院には、こんな電話もかかってきます。
「仔猫拾ったんだけど、どうしたら良いですか？」
「連れて行けば病院で何とかしてもらえますか？」
「仔猫を拾ったけどアパートで飼えないんですが・・・」
もちろん病院で助けてあげたいですが、スタッフの飼い猫の多くは、
飼い主が見つからなかった猫たちがほとんどで、限界があります。
基本的には拾われた方が飼い主を見つけ、それまでの間は世話をしてもらう
ことになります。怪我や病気の治療費も連れて来られた方の負担になります。
拾う前に少し考えて下さい。
それだけの覚悟はありますか？
もしかしたら、近くに母猫や他の兄弟がいるかもしれない、
何より、本当に飼える方に拾われるチャンスを潰してしまうことになります。
もし、仔猫が捨てられていたら…
あなたはどうしますか？
そして、避妊、去勢をしていない猫を外に出して飼われている方、
望まれない仔猫を増やさないよう、手術をして室内飼いにしましょう。
