動物も歯が大切!

こんにちは('-'*)スージーです。

今日は「歯周病」についてお話したいと思います。

歯周病と聞いて、皆さんはどんなイメージをもたれるでしょうか?

歯石がたまる?口が臭い、歯茎から血が出る?…等々


個体差や食べているフードの違いもありますが、歯を磨けなかったり、あまり噛まずに食べていると歯后が溜まりやすく、それが歯石になり歯茎に炎症が起き、口臭の原因となります。そのまま放置するといずれ歯茎が痩せて歯が抜けるなどが起きます。


ただ歯が抜けてなくなるだけでなく、歯周病が原因で起きる怖い病気があります。
よくあるのが目の下、ちょうど頬の辺りが腫れてしまい、酷いと破れて穴が空いて膿が出てくることもあります。

歯の根っこの部分が膿むことで起きる病気です。

最初のうちは、ワンちゃんや猫ちゃん自身もあまり痛がらずに普段通りに食べてくれるので、飼い主さんも気がつかず、酷くなってから慌てて来院・・・という場合が多いように思います。

口臭で気がつく方もおられますが、毎日一緒に居ると臭いに慣れてしまうこともあるようです。


歯后には非常に沢山の細菌がおり、その細菌が血流によって全身に及ぶこともあります。

歯周病は「歯」だけの病気ではありません。
心内膜炎、化膿性腎炎、肝膿瘍、呼吸器にも影響が出ることもあります。



色々書いてきましたが、これらの病気は予防が出来ます。
一番の予防はやはり歯を磨くことですが、中々毎日するのは難しい方も多いと思います。

ですが、ちょっとずつでもまずは始めてみることが大切です。

歯磨きでなくても、よく噛めるように工夫する等…(ただし固すぎるものは要注意!!)


当院でも歯磨きケアのグッズがいくつかあります。
飲み水に入れるタイプのもの、ペースト状でおいしい味になっているもの等・・・
お試し用もあるので、ぜひ手にとって試してみて下さい☆


お家の子にあった歯のお手入れを見つけていただけると幸いです。