狂犬病予防

さくら、散っちゃいましたね〜。
今年もお花見できずに終わってしまいました。


昨日は高岡市主催の『狂犬病集合予防注射』の最終日でした。
会場の高岡市役所駐車場には、風にあおられた桜吹雪が舞い散る中、数多くのわんちゃんが狂犬病の予防注射を受けていかれました。


注射をうけても全然平気な子、受ける前から大暴れな子、注射後泣き叫ぶ子、車から降りることもできない子、今年もいろんな犬が来ましたね〜。


ただこういう屋外の注射に限りませんが、いくつか気になる点がありましたので、この場を借りて書いてみようと思います。


1点目は首輪や胴輪。
皆さん、ゆるすぎます。


今年の注射でも何頭ものわんちゃんが首輪を脱いで逃げて行きました。


ご存知かと思いますが、首輪や胴輪やそれにつけるリードは『犬を安全に導く』ための道具です。
ちょっと暴れただけですり抜けられたり、留め具が外れるような使い方では、全く役に立ちません。


家で過ごす時はいいですが、おさんぽ、特に犬が集まるような場所に出かけるときは、抜けないように少しきつめにつけてあげましょう。


それと車での移動。


犬が運転席にまで自由に入れる状態で運転されてる方をよく見かけました。
危険ですよ〜。


思っている以上にこれが原因での事故は多いようですから。


ゲージに入れるなど、運転に影響ない状態で管理しましょう。


あとですね、ものすごくやせているとか腫瘍があるとか、明らかに身体にトラブルがあるのに、『もう年だから…』とかで病気の治療をあきらめないで欲しいです。


狂犬病の予防注射に連れてこられるくらい、熱心な飼い主さんなんですから、もう一歩頑張って、その病気治療してみましょうよ。
なかにはどうにもできないものもあるかと思いますが、きっと何かしてあげられることがあるはずです。
是非、動物病院の門をたたいて、ご相談ください。


最後に、狂犬病の予防注射は、動物病院では年中行っています。


行きそびれたから来年!ではなく、必ず接種してくださいね。
もちろん当院でも診察時間内であれば、特に予約等も必要ありませんので、お気軽にどうぞ。


以上、近年『さくらの開花=狂犬病の集合予防注射』というイメージがこびりついてる、いんちゃんでした。