診察室での一コマ♪

こんにちは!いっちですヽ(´∀`)ノ
今日はある日の診察のお話を……


『何か様子がおかしい』と1歳過ぎの女の子の猫ちゃんが診察に来院されました。


診察室にてまず触診が始まります。
一通り見てお口の中を見た時!
何か光るものを発見!!針金か?
はっきりとわからず、そのままだと本人も嫌がり詳しく検査出来ないので、鎮静をかけて検査することに。
麻酔がかかってから再びお口の中を見てみると…………
さっきまであった光るものが見当たりません(-ω-;)
飲み込んでしまったのか…?
金属ならレントゲンで写るのでレントゲン検査をすることに。

すると、このような画像が!

なんだかわかりますか?



なんと!縫い針でした。
このままでは危険なため、もう一度お口の中を見てみることに。
喉の奥に先端が見えたので鉗子でなんとか先端を掴み引き抜きました!!
するとすると!さらにびっくり!!!!!



縫い針に長い糸もついていました。

飼い主さんに説明すると、少し目を離した隙にだったそうです。まさかそんなものを口にするとは………とびっくりされていました。
摘出できてよかったです。



縫い針も十分恐ろしいですが、長い糸もとても恐ろしい異物の一つです。
紐状の異物はどこか引っかかってしまって、腸が蠕動運動をすると、糸にテンションがかかり腸がズタズタになります。
とにかく今回は最悪のことにならずよかったです。


うちの子は大丈夫!と思っていてもまさかと思うような行動をします!
異物に限らず普段から安全な環境整備が大切です!
今一度家の中を見回してみてください。