かわうそくんです。
先日やってきた、たろちゃん(mix.♂.生後3ヶ月.2kg)
数日前にボタンを飲み込んでしまったとのこと。
飲み込んでから数日たっているため、まだお腹の中にあるかわからないので、レントゲンを撮ったところ、ばっちり胃の中にボタンがっ！しかもけっこうな大きさ。
これは自力では出ないだろうということで、内視鏡を入れました。内視鏡には、把持鉗子というものを横から入れて、食道や胃の中を見ながら、異物を掴んで取り出すことができます。ただ、飲み込んだ物によっては、内視鏡で取り出すことができず、開腹手術で取り出す場合もあります。今回のボタンも、ツルツルしてなかなか取り出せず、開腹手術になりそうでしたが、何とか運良く取ることができました。たろちゃんも、その日の夕方に元気に退院していきました(^-^)
内視鏡も、開腹手術も、どちらも全身麻酔が必要なため、動物にはかなり負担がかかります。(飼い主さんのお財布の負担も大きいです(´･_･`))
こういった事故を防ぐための基本ですが、
※誰も見ていないときは、ケージにいれる
※届く範囲に、食べられそうな物を置かない
※何かをくわえいても、別の物と交換できるよう、小さいうちからしつける
は、鉄則です。
異物の事故は本当に多いのですが、予防はできます。もう一度、ペットの飼い方を見直してみて下さい。
