急に冷え込んできましたね〜、雪もチラチラ降ってきて…これから大雪みたいですね〜、ああ、やだやだ!!
最近室内に引きこもり気味で寒暖の差がわからなくなってきている、いんちゃんです。
さて、こういう雪がちらつく様な崩れたお天気になると増える病気がいくつかあります。
尿路結石などの膀胱炎、関節炎、心不全などもそうなのですが、実は交通事故なんかもその一つです。
先週土曜の夜にも、そんな交通事故の犬が運び込まれてきました。
といっても運び込んでくださったのは、飼い主さんではなく、この犬とは全くの赤の他人の男性2人。
道路でうずくまっていた犬を放っておけなくて、連れてこられたとのことでした。
優しい方たちですね。
しかしこういうケース、仮に助かっても飼い主さんが現れてくれないという、我々にはちょっと厄介なパターンがあるんです。
治療をしないわけにはいかないけど、元気になっても行き先が無いのでは悲しすぎますし、正直困りますから。
病態は、足のけがは軽くはないものの、命にかかわるような外傷は追っていない様子。
ただだいぶご老体なのと、冷たい雨雪が降りしきる中ショック状態でうずくまっていたので、だいぶ体温が下がっていました。
やるべき治療は決まっているが、さて…
しかし私のそんなつまらない心配をよそに、この方たちは治療後は引き取って看病すると言ってくださいました。
まっすぐに犬のことを考えてくださった想いを聞いて、ちょっと恥ずかしいような気分になりました…立場的に考えなければいけないこととはいえ、ね。
うん、本当に優しい方たちでした。
そして今日、無事飼い主さんのもとへ犬を返せたと連絡をいただけました。
よかったね、名も知らぬワンちゃん♪
寒い冬、ちょっとほっこりできる知らせでした。
さて啓蒙のお時間です。
交通事故、それには動物側にも要因はあるのでしょうが、多くは飼い主さんやドライバーの方の不注意が主因です。
特にリードをつけないで犬の散歩をしている、あなた!
危険ですよ〜。
交通事故にあう犬のほとんどがノーリード状態ですからね。
リードは逃がさないためにあるのではありません。安全のためにあるのです。
「うちの子はすぐ帰ってくるから」なんて猫を外に自由に放している、あなた。
いつか事故にあって帰って来なくなりますよ〜。
外に出る猫は室内飼いに比べ、平均寿命はものすごく短くなりますからね〜。
飼育方法、再考してくださいね〜。
交通事故から大事なペットを守るには、まず犬はリードの確実な装着、猫は室内飼育です。
お願いしますね〜。