犬の社会化

もう6月に・・・どんどん日が過ぎ、また梅雨の季節になり・・・ジャッキーです。


犬の性格を決める要因には犬種による性格、親からの遺伝的に受け継ぐ気性、環境があり、環境の中でも大きな影響力を持つのが社会化期と呼ばれる時期の過ごし方といわれています。外界からの刺激を受けて社会に適応していくことを学ぶ大切な時期で、このころから外界に対する強い好奇心と学習意欲を見せ始めます。

子犬たちは社会期の前半に母犬や兄弟犬たちと遊ぶことで、相手の仕草などから犬同士の会話を身に着けることができます。度を越せば母犬に注意され、兄弟喧嘩になればお互いどれくらい噛めば痛いかを身をもって経験していきます。でも、ショップなどに流通されている多くは、早くから母犬や兄弟犬と引き離され、犬同士のコミュニケーションを学ばないまま家庭にやってくることがほとんどです。ですからさまざまな人、犬、物や場所などに子犬を触れさせることが大切です。

家庭の環境に慣れて少し落ち着いたころに、初めから人ごみに連れ出すのではなく抱っこして家の周りを歩いたり、外の空気や人の声、犬の吠え声、車の音、街中の騒音に少しずつ慣らすことから始めます。
制服を着た人、帽子をかぶった人、男の人、子供など、様々な人と接する機会を積極的に進めましょう。でも、無理は禁物・・・ストレスにならないように行います。

愛犬が自分のペースで一歩一歩前に進める機会を作って上げ、子犬の能力をフル活用しながら多くの経験をさせてあげることで将来おこるかもしれない問題行動を予防することができるかもしれません。