お口のチェック

こんにちは、けんけんです。
むし暑い日が続きますが、熱中症に注意です!短時間でも車内放置は絶対にやめてください!!



今日は歯の疾患、『不正咬合』についてお話します。
不正咬合とは、上下の歯が正しい位置ではないところに出てしまい、そのせいで噛み合わせが悪くなってしまうことです。

原因はいくつかあります。犬は乳歯から永久歯に生え変わりますが、乳歯がうまく抜けず永久歯が横からでてきてしまう乳歯残存や、ケガや外傷、遺伝などあります。
乳歯残存はけっこう多くみられます。特に小型犬に多いです。乳歯抜歯は不正咬合だけでなく歯周病を引き起こすことも多いので目安として、生後約半年で乳歯が残っているときは当院でも乳歯抜歯をお伝えしております(例外もありますが・・・)
子犬ちゃんの時期は歯の生え変わりが早いので、あまり様子を見ずにこまめに診察にきて歯や歯列異常がないかをチェックさせてもらえたらいいですね☆


永久歯での不正咬合があったときは歯列矯正をしないといけないこともあります。



※これから出血の多い画像がでます!注意!!







先日、処置したワンチャンです。





下顎犬歯と上顎第3切歯がぶつかっています。(青マル)
緑でかこったところに乳歯が生えていました。乳歯が残っていたため永久歯が違う位置に出てしまい、矯正しました。


これは処置後の様子です。




なかなかお口のなかを見せてくれるコは少ないですが、子犬の時からよくお口を触る練習をして成犬になってもお口を触ってハミガキができるのが理想ですね☆★