中谷です。
今日は光線温熱療法をうけているワンちゃんたちをご紹介します。
 
結(ゆい)ちゃん 13歳、ラブラドールの女の子です。
唇の皮膚にできものができて手術で切除したのですが、悪性度が高かったのと腫瘍が残っている可能性があったので
再手術で拡大切除したときに 光線温熱療法も行いました。
インドシアニングリーン(ICG)という緑の薬剤を注入し、42から45℃になるよう光線を20分間あてるという治療です。
熱に弱いがん細胞に より効果的に温熱効果を与えられること、活性酸素を発生しがん細胞を壊死させることを利用した治療です。


結ちゃんは幸い再手術で完全切除できたので治療終了しました。

ショコラちゃん M.ダックス女の子です。
乳腺部にかなり大きな軟部組織肉腫ができ手術をしたのですが、再発予防を目的に患部にICGを局所注射して、光線をあてています。

私の抱っこでは若干不満そうですが、たまにおやつをもらいながら頑張っています。


プリンちゃん シーズーの女の子です。
肝臓のがんで治療中です。手術できない部位なのですが 少しでもがんの成長を抑えることと 
できるだけ長く元気に過ごすことを目標に 光線温熱療法をしています。
プリンちゃんは低血糖を起こしやすいので、おうちでも 家族の方がこまめに食事をあげてくれています。
病院にいるのははほんの3,4時間ですが、レーザーの治療が終わるとお待ちかねのフードの時間があります。

抱っこ大好きぷりんちゃん、一応私の抱っこでもおちついていてくれます。

副作用が少ないことがこの治療のいいところです。
結ちゃん、ショコラちゃん、プリンちゃん、写真を使わせていただきありがとうございました。