大阪の勉強会から戻ってまいりました、いんちゃんです。
本日より通常通り診察しておりますので、よろしくお願いします。


この動物臨床医学会には毎年参加しているのですが、治療法から医療機器まで昨年と比べてもまた一段と進歩しておりました。
富山で日常を過ごしていると、1年なんてあっという間ですが、ここでは1年がものすごく昔に感じられました。
新しいものが全ていいわけではないのですが、得てきたものを自分たちなりに整理して、よりいいものを皆様に提供できれば、と考えております。


臨時休診中、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。



さて朝から夜までみっちりと講義スケジュールが組まれている学会でしたが、休憩時間に会場を抜けてちょっとお散歩。
周囲はこんな風景でした。

みっちり護岸された完全に都会の河川。
その横にはちょっと楽しげな遊歩道。ジョギングや犬の散歩の方も散見されます。
夜には護岸や橋が青白くライトアップされたり、クリスマスツリーも飾られてました。


しかし手前の植え込みには…

ここに住まわれているのでしょうか…ちょっと残念な気分…


…??いや?



傘の下はニャンコ達の食卓でした( ´ ▽ ` )


気がつくと周囲には…

あっちにもこっちにも、さして広くもないこの場所に猫がいっぱい(^_^;)

都会の野良猫事情、避妊去勢もしていない現状、伝染病などや公衆衛生上の問題…
獣医である以上、手放しで可愛い可愛いとだけ言ってられませんけど、


やっぱ癒されますなあ。


いやいやしかし…

『15歳以上の人間よりペットの飼育頭数の多いペット大国日本、なのに犬猫の殺処分の件数がペット先進国のドイツなどに比べて桁違い以上に多すぎるペット後進国日本』、そんなレポートも会場には張り出せれてましたっけ。


最先端の治療技術もそうですが、こういった猫たちが少しでも幸せであれるよう救いの手を差し伸べたい、これ偽らざる本音です。
きっとほとんどの獣医さんは同じ気持ちでしょう。

なんだか講義以外でも考えさせられた瞬間でした…。