セカンドオピニオン

またまた降りましたね〜、雪。
雪が苦手ないんちゃんです。


今年は早々に出かける意欲をそがれてしまったので個人的には大きな影響は出ていませんが、そろそろ終了にして欲しいですね。


このままでは柄にもなくインドア派になってしまいそうです(笑)


さて、このブログであんまり重いテーマは書きたくないのですが、ここのところ事例が続いたので今回はセカンドオピニオンについて少し。


セカンドオピニオンとは、主治医以外の専門家に意見を求めることを言います。
治療をするうえで、主治医の説明や治療法に合点が行かなかったとき、経済面や看護の面も含めて自分の要望と食い違った時、あるいは治療をしていてもなかなか改善が見られなかったときなどで必要になります。


こういう場面に直面した飼い主さん!


是非、他の動物病院を訪ねてみてください(転院を勧めるようでちょっとおかしな言い回しですが笑)。


「○○病院でこう言われたんだけど、どう思いますか?」って、気軽に訪ねてしまいましょう。
再診でなくてもまずは意見を聞くだけでも構わないと思うんですよね〜。
もしそれであまりいい顔をしない病院なら、そこはあっさりあきらめてまた他を探しましょう。
相談にのってくれる病院は結構あるはずですから。うちも原則的に相談にのらせていただきますよ。
ちなみに、相談内容によっては料金は発生してしまうとは思いますけどね。


ここで大事なポイント!


特に『うち以上の治療をできる病院なんて近くにないですよ』とか、『セカンドオピニオンなんて無駄です』なあんて言う獣医のいる病院に通っているあなた!


あなたこそが一番セカンドオピニオンを求めるべき方です。


無駄なら無駄でいいじゃないですか。
ああ、やっぱりその治療法しかないんだとあきらめがつくわけですから。


あと料金面で治療を断念した方。


料金は各病院で違いますから、ぜひ聞いてみてください。
先日も手術代30万!と言われ手術を断念した経緯を持つ方が来院されましたが、当時是非相談に行ってほしかったなと。
ここいらで30万の治療費なんて、普通聞きませんから。
あ、うちが安いって宣伝しているわけじゃないですからね、念のため。


さらにここでもうひとつ大事なポイントの一つは、相談を持ちかける相手が専門家であるということ。
ペットの病気のことに関して言えば、いかにその道のエキスパートであっても、ペットショップのオーナーさんもドッグトレーナーさんも人間のお医者さんも、全く専門家ではありません。
相談することはもちろんかまいませんが、あくまで獣医医療の専門家ではない方の意見として考えないと、行く先がおかしな方向に進みやすくなってしまいます。
まあ各分野のエキスパートの方ほど、専門分野以外で多くを語ることはないとは思うのですが…。


信頼を置いている主治医の意見というのは、替え難い尊重するべきものだと思います。
ただそれが『常に最善の方法である』というわけではない、ということも考えに入れてほしいな、と思うのです。


だらだらと偉そうなことを書いてしまいました。
テンションが上がって、かなり『毒』も混じってしまったかもしれません。
気分を悪くされた方ももしかしたらおられるかもしれませんが、ただセカンドオピニオンの有用性を説明したかっただけですので、どうかお許しくださいませ。


書いてみて、ちょっと自身の心身の空気を入れ替えるべきだな、と感じたいんちゃんでした(笑)