究極の選択?

先日の新聞の引用文に『究極の選択 便所か終電かというのが』ありました。

『トイレに寄れば終電が行ってしまう、終電に飛び乗れば、車内でとんだ粗相をしかねない』

車社会の富山県ではなかなか実感がわかないかもしれませんが、この記者さん、身近にある難しい選択の一例としてうまい例えを選んだなあ、と思わず感心してしまいました。


難しい選択、動物病院でよく発生することでいえば、『手術をするか、しないか』でしょうか。

必要なのはわかっているけど、やりたくない。
リスクや安くない費用、まして『やっても絶対治るとは限らない』なんて言われたら…

難しい選択になって当然です。


でもここで大切なのは、きちんと『選択の答え』を出すことだと自分は思います。
その答えが、みんなが選ぶであろう『一般的な答え』でなくても、きちんと知識を得た上で覚悟を決めて選んだ『結論』であれば、構わないのです。

ここで一番良くないのは、選べないからといって目をつむって結論を先延ばしにするために『様子を見る』を選ぶこと。


中には結果オーライになることもあるのでしょうが、後悔の深みにはまることが少なくありません。

だって次に選択の機会を迫られる時はきっと、『かなり悪化』したときでしょうから。

でも『今後もやらない』って決めたのであれば、その悪化の部分も受け入れて、後悔の思考にとらわれずその中でできることをやっていきましょう。
そうできれば、それはそれで間違った選択ではないと思うのです。



さて話は変わりますが、7月末でその『難しい選択』にひとつの答えをだし、当院から一人の若者が旅立って行きました。
寂しい気持ちはありますが、悩んだ末の彼女なりの結論。
『しっかりやれ!』とブログ上ながら応援の言葉を送りたいと思います。


また欠員により、皆様にはさらにご不自由ご迷惑をお掛けすることになるかと思います。

職員一同、精一杯頑張りますので、しばし状況が整うまでご協力お願いします。



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