こんにちわ
にじいろです
私は、混合ワクチン時の問診の時にレプトスピラ病の予防をお勧めしています。
今回は混合ワクチンについてお話しします。
混合ワクチンとは・・・
ワンちゃん同士、ネコちゃん同士でうつる伝染病を、1本のお注射でまとめて予防するためのワクチンです。(1年に1回)
当院では5種・6種・7種・10種のワクチンを受けることができます。
5種・6種のワクチンは、ほとんど外に出ない子や散歩をせず庭に出る程度の子が受けている事が多いです。
7種・10種のワクチンは、人にうつる病気犬レプトスピラ感染症の予防がプラスされている物なので、毎日しっかり散歩に行く子や自然の多い環境に住んでいる、山や川に出かける事がある子に受けてほしいワクチンです。
ペットホテルやトリミング店では7種以上の接種を求められる所もあるようです。
レプトスピラ菌はネズミや犬などの哺乳類の尿中に排泄される事から土壌や水が汚染され、それらに接触する事で感染します。感染しても軽い症状で済む事が多いですが、中には黄疸・腎障害などの重篤になる事もあります。
皮膚や粘膜から入り込み、人間も感染します。
人から人はの感染はまれのようです。
あまり散歩もせず、お庭に出る程度の子でも飼主さんの靴や鞄などにレプトスピラ菌が付着していたりして、室内に持ち込む事は絶対ないとは言えません。
特に洪水や増水の後はいろんな所がレプトスピラ菌で汚染されている可能性があるので、7種・10種のワクチンを接種しておくと安心です。
今まで5種・6種で接種していた方はこの機会に変更を検討してみてはいかがでしょうか。